UDトラックスは、5月18日から20日までパシフィコ横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展2011」に、「全てにおいて究極を目指すUDトラックスが考える日本的ものづくり」をテーマに、同社の最新技術を紹介する。
ボルボグループのエンジン基盤技術とUDトラックスの適応技術を融合、ボルボグループ各社が共通で採用するグローバルエンジンとしてUDトラックスが開発、生産する中型クラスエンジン「GH7エンジン」を展示する。
燃料の最大噴射圧力を高めた新開発コモンレールや高トルクを実現するバリアブルノズルターボチャージャの採用で、燃費性能や動力性能の向上を図った。世界で初めて自動車で採用した尿素SCR触媒と、UDPC(UDパティキュレートクリーニング)との組み合わせでNOxとPMの削減能力を向上し、ポスト新長期排出ガス規制に適合している。エンジン実機と説明パネルで紹介する。
また、AGV(無人搬送台車)は、エンジンの外装部品を組み付けるラインで使用される。AGVの基本構造はボルボグループ共通で、エルゴノミクス(人間工学)の考えから積載するエンジンの上下移動や回転を自動で行うことで、作業姿勢が改善され作業者の負担を軽減する。AGV実機と説明パネルで紹介するほか、エンジン生産ラインの全容を映像で紹介する。
このほか、車両に搭載する多目的ディスプレイは、省燃費運転のアドバイスやレポート、車両の運行状況や到着時間の予測、効率的な運行経路の選択など、テレマティクスを活用した情報サービスで稼動向上やコスト低減をサポートする。実際に車両の探索や移動経路の確認が行える多目的ディスプレイ実機と、多目的ディスプレイを使用した各種サービスをスクリーンで紹介する。