石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は、三菱商事が子会社を通じてカナダ・ブリティッシュコロンビア州コルドバ地域で推進するシェールガス開発事業を出資案件として採択した。
三菱商事は昨年9月から子会社のコルドバ・ガス・リソーシズ・エルティーディー(CGR)を通じてコルドバ地域のシェールガスを中心とした天然ガス開発プロジェクトの権益50%を保有し、オペレーターで権益の50%を保有するカナダの大手エネルギー会社ペン・ウェスト・エクスプロレーションと、プロジェクトを推進している。
JOGMECは三菱商事が100%出資する子会社で、CGRの株式を保有するシェール・ガス・インヴェストメント・ビーヴイに出資する予定。
今回対象となる鉱区は、相当規模のシェールガス埋蔵量が見込まれており、将来的には、液化天然ガスとして、日本への輸出可能性についての検討も進める予定。プロジェクトは、天然ガス供給源の多様化に寄与するとともに、エネルギーセキュリティー上の大きな効果が得られるとしている。