JXエネルギー、5月初旬から仙台製油所の出荷が一部再開へ

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JX日鉱日石エネルギーは、生産・出荷を停止している仙台製油所で5月初旬を目処に出荷が再開できる見通しになったと発表した。

仙台製油所は東日本大震災による火災で出荷・生産ともに停止している。特に西地区に位置する従来の出荷関連設備は、復旧に相当の時間を要する見込み。

同社では、一刻も早い出荷機能の復旧に向け、暫定的なタンクローリー出荷設備を東地区に設置することを検討してきた。今回、松本油槽所(長野県)、朝霞油槽所(埼玉県)の一部出荷設備を仙台製油所東地区に移設することで5月初旬に出荷を再開できる見通しとなった。東北地方への石油製品の供給体制を強化する。

今回設置する設備の出荷能力は、震災前の仙台製油所からの出荷による販売量の5割程度。東北地方唯一の製油所である仙台製油所の被災で、石油製品の供給に最大の影響を受けている仙台地区への供給の安定化が図れる。

また、5月中旬までには他製油所からのタンカーでの製品受け入れを再開し、入出荷機能を復旧させる予定。

仙台製油所の生産再開と西地区の出荷設備復旧については、2012年夏までを目標とした計画を策定中。

このほか、生産停止中の鹿島製油所も6月中に生産を再開できる見通し。

《レスポンス編集部》

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