韓国キアモーターズは21日、ニューヨークモーターショーにおいて、新型『リオセダン』を初公開した。
リオは、欧州ではBセグメントに属するキアのコンパクトカー。韓国では『プライド』を名乗る。先代モデルは2005年の発売以来、累計世界販売が86万台を突破。2010年は21万9000台を売り上げ、同社3番目のベストセラー車となった。
3代目に当たる新型リオは、今年3月のジュネーブモーターショーで、3ドアと5ドアのハッチバックが先行デビュー。1か月後となる今回のニューヨークでは、その4ドアセダンがワールドプレミアを飾った。
同社の米国カリフォルニア州のデザインスタジオが手がけたボディは、中型セダンの『オプティマ』と同イメージのフロントマスクを採用。ヘッドランプとグリルを一体デザインとし、同社のファミリーフェイスを構築する。
ボディサイズは全長4366×全幅1720×全幅1455mm、ホイールベースは2570mm。先代よりも長くワイドとなり、ホイールベースも延長した効果で、室内空間を拡大させた。
米国仕様のエンジンは、直噴1.6リットル直列4気筒ガソリン「GDI」で、最大出力135psを発生。「ISG」と呼ばれるアイドリングストップが採用され、米国EPA(環境保護局)予想高速燃費は、40マイル/ガロン(約17km/リットル)とクラストップレベルを実現する。
新型は5ドアハッチバックとともに、2012年モデルとして今秋、米国市場でリリース。キアの2010年米国販売は、前年比18.7%増の35万6268台と好調なだけに、同社は新型の投入でさらなる販売上乗せを狙う。