国土交通省は21日、首都圏と東北地方を結ぶ高速バスの輸送実績を発表し、震災後5週間で17万人を輸送したことがわかった。
東北新幹線の運休に対応し、バス事業各社が震災直後から首都圏と東北各地を結ぶ高速バス路線を再開・新設し、便数の増やし輸送力を強化している。
3月12日から4月15日までに合計31路線でのべ6000台を運行し、利用者は17万1569人に上った。方面別の利用者数は仙台便が4万7944人、盛岡便が2万7559人、福島便が3万9239人。ピークは3週目の3月27~31日で、1日当たり7335人が利用した。4月12日に新幹線の東京〜福島間の運行が再開してからは高速バスの輸送量は減少している。