GMの中国合弁会社SAIC-GMは上海モーターショーで、現地ブランド「宝駿」初の量産車『630』を展示した。宝駿は、中国で初めて自動車を購入する人たちなどに向けた低価格ブランド。630は、ベース価格をおよそ60万円台からとし、販売拡大をめざす。SAIC-GMはこれまで「五菱(ウーリン)」ブランドとして主に商用車を製造・販売してきた。新ブランド宝駿の立ち上げにより、乗用車市場に本格的に参入する。GM系乗用車ブランドは中国では、キャデラック、ビュイック、シボレーを展開しており、これまで入門ブランドの役目はシボレーが担っていた。GMのマルチブランド戦略を補完するものとして低価格車で現地メーカーに対抗する。630は、全長4597mm×全幅1736×全高1462mmの小型セダン。現地調達・現地生産、素材の吟味、高級感あるインテリアデザインなどにより、低価格車ながら「安さ」を感じさせない仕立てとした。また、次世代の小型環境対応エンジン「エコテック」を搭載する。1.8リットルエンジンで、総合燃費は8.4リットル/100kmを実現した。
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