スズキの米国法人、アメリカンスズキモーターは20日に開幕するニューヨークモーターショーにおいて、『キザシAPEXコンセプト』を初公開する。
同車は『キザシ』をベースに、スズキの4輪部門と2輪部門が共同開発したコンセプトカー。そのハイライトは、エンジンにある。
2.4リットル直列4気筒ガソリンエンジンには、ギャレット製の「GT2871R」ターボチャージャーを装着。最大ブースト圧が8.5psi時には、最大出力が275-300psレベルに到達する。
また、インタークーラー、ブーストコントローラー、専用ECU、デュアルエグゾーストも装備。同社によると、ターボラグを抑え、素早いスロットルレスポンスを実現しているという。トランスミッションは6速MTだ。
外観は、スーパーバイク選手権に参戦中の『GSX-R』のイメージで仕上げた。タイヤはヨコハマ製の245/35R19サイズ。室内には、ブラックレザーを基本に、ブルーのアルカンターラをスポーツシートやステアリングホイールにアクセントとしてあしらった。
アメリカンスズキモーターのスティーブ・ユーナン部長は、「APEXコンセプトはキザシにさらなるパワーとパフォーマンスを求める顧客に向けた提案」とコメントしている。