ヒュンダイは19日に開幕した上海モーターショーにおいて、大幅改良を施した『エラントラYUEDONG』を初公開した。同車は、ヒュンダイの中国におけるベストセラーモデル。2008年4月の発売以来、累計62万台以上を販売しており、月平均2万台のペースで売れる人気車だ。改良モデルも従来通り、ヒュンダイのグローバル小型セダン、『エラントラ』(韓国名:『アバンテ』)がベース。エラントラは韓国や米国では新型に切り替わったばかりだが、中国向けには引き続き、一世代前のエラントラが継続販売される。中国向けのエラントラYUEDONGは今回、現地の顧客の嗜好に合わせた変更を加えたのが特徴。例えば、フロントマスクはヘッドランプやバンパーが変更され、押し出し感を増している。ヒュンダイによると、中国仕様の変更点は、13か所に上るという。エンジンは、直列4気筒ガソリン2種類。1.6リットルが「ガンマ」、1.8リットルが「ベータ」と呼ばれる。どちらも、燃費性能を追求したユニットだ。エラントラYUEDONGは2011年上半期、中国市場で発売予定。ヒュンダイによると、中国小型セダン市場は2008年が211万台、09年が324万台、10年が395万台と急増中。2013年には600万台規模に達すると予想されており、ヒュンダイは改良型投入によりシェア拡大を狙う。
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