メルセデス Sクラス のクリーンディーゼルが進化…燃費9%向上

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S350ブルーテック(現行)
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ダイムラーは11日、欧州向けのメルセデスベンツ『Sクラス』のクリーンディーゼル搭載車、「S350ブルーテック」に2011年モデルを設定した。

2010年、欧州市場へ投入されたS350ブルーテックは、直噴3.0リットルV型6気筒ターボディーゼルを搭載。最大出力258ps、最大トルク63.2kgmの力強さと、欧州複合モード燃費14.7km/リットル、CO2排出量177g/kmという大型サルーン屈指の環境性能を両立していた。

2011年モデルには、アイドリングストップの「ECOスタート/ストップ」を標準装備。さらに、メルセデスベンツの高性能車部門、AMGが独自開発したシリンダー内壁のフリクション低減技術、TWAS(ツイン・ワイヤー・アーク・スプレード)を採用した。

これらの改良により、欧州複合モード燃費16.13km/リットル、CO2排出量164g/kmと、燃費は9%改善。排出ガス性能は、欧州で2014年に施行予定のユーロ6を満たす。

S350ブルーテックのドイツ価格は、7万6517ユーロ(約935万円)からに据え置き。ダイムラーは、「世界で最もクリーンなディーゼルの1台」と、自信をのぞかせている。

《森脇稔》

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