日本マイクロソフトの樋口泰行社長は8日、トヨタ自動車とのテレマティクス技術などに関する提携について、トヨタの友山茂樹常務役員とともに東京で記者会見した。
このなかで樋口社長は、今後のテレマティクスなど車載ITは「クラウドコンピューティングを基盤として推進するという軸が揺るがないだろう」との見通しを示した。
樋口社長は「電気自動車(EV)の時代になると、車とITは益々不可分の関係になる」と指摘したうえで、クラウドによるシステムの拡張性の高さやコスト、品質面の競争力などが、車のIT化を支えるとの考えを表明した。
米マイクロソフトは欧米の自動車大手とも車載向けの技術開発で提携しており、トヨタとの提携により車載分野での攻勢を一段と強めていく。