東電清水社長 退院後は被災者支援業務に

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会見後に報道陣に囲まれた清水正孝社長(13日22時、東電本店)。撮影=中島みなみ
  • 会見後に報道陣に囲まれた清水正孝社長(13日22時、東電本店)。撮影=中島みなみ

東京電力は入院中だった清水正孝社長が、7日午前に出社したことを明らかにした。清水氏は、6日に退院した。10日ぶりの出社となった。

清水氏は、入院中の1日未明に、福島原子力発電所事故の被災者を支援する「福島原子力被災者支援対策本部」の本部長に就任。いっぽう事故対策を進める政府と東電の「福島原発事故対策統合連絡本部」の副本部長を退き、これは勝俣恒久会長が引き継いだ。

7日夜の会見には姿を現さなかったが、鈴木和史広報部長は、復帰後の清水社長の仕事について、「本部長として、被災者支援のあり方を協議している」と説明。

勝俣会長が引き継いだ「統合連絡本部」副本部長としての仕事には関与せず、「今日のところは被災者支援に特化している」(鈴木部長)と話した。なお「統合連絡本部」の本部長は菅首相だ。

入院後の東電は、経営最高責任者は社長、災害対策の最高責任者は会長と、担当が分離された。「当面は勝俣が副本部長を務めていく」(鈴木部長)とした。

《中島みなみ》

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