フォルクスワーゲンオブアメリカは1日、3月の新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は2万7176台。前年同月比は22.7%増と、7か月連続で前年実績を上回った。
主力の『ジェッタセダン』は、新型の販売が10年10月にスタートした効果で、前年同月比96.9%増の1万4130台と、6か月連続で前年実績をクリア。『ジェッタワゴン』(日本名:『ゴルフヴァリアント』)も、40.7%増の2839台と5か月連続でプラスを維持した。ジェッタ全体では、84.5%増の1万6969台と、過去最高の売り上げだ。
また、『ゴルフ』シリーズも引き続き人気で、前年同月比5.8%増の3106台をセールス。このうち、09年12月に追加された『GTI』(日本名:『ゴルフGTI』)が、半数を超える3106台を占めた。
SUVの『ティグアン』は、前年同月比12.5%増の1970台を販売。新型『トゥアレグ』は8.2%増の486台と、良好な立ち上がりを見せる。しかし、クライスラーからOEM供給を受けるミニバン、『ルータン』は18.7%減の1140台と、2か月連続のマイナスだ。
一方、『パサートCC』は2331台を売り上げ、前年同月比は16.9%増と2か月連続で増加。モデル末期の『ニュービートル』は、74.8%減の500台と落ち込みが続く。
フォルクスワーゲンの3月米国販売は、2004年以来、過去最高記録を更新。フォルクスワーゲンオブアメリカのマーク・バーンズCOOは、「年内の新型パサートやニュービートルの導入まで、この成長を持続できそうだ」と語っている。