27日、2011年インディカー・シリーズに参戦する佐藤琢磨選手は、開幕戦(フロリダ州セント・ピーターズバーグ市街地コース)の決勝レースを5位でゴール。参戦2シーズン目となる最初のレースは、昨年の自己ベスト9位を上回る成績となった。
予選11番手からスタートした佐藤選手は、1周目で6位までポジションアップ。しかし、ソフトタイヤを装着したことと、リスタートで不利なアウト側になったために、一時トップ10圏外に下がった。その後、ピットストップでハードタイヤに替えてからは、ポジションを着々とアップしていき、5位でゴール。
佐藤選手は「ピットストップですごくチームががんばってくれました。今日はなんとしてもフィニッシュしたかった。このような形でシーズンのスタートを切れてうれしいです。今日はラッキーな面もありましたが、自己ベストのリザルトを更新することができました。これからも上位フィニッシュを目指してがんばります」とコメントしている。
決勝レースは、予選2番手だったダリオ・フランキッティ選手が、4周目に切られたリスタートでポールポジションのウィル・パワー選手をパス、そこからはハイペースで走り続け、優勝している。
開幕戦
フロリダ州セント・ピーターズバーグ市街地コース
決勝レース順位
●1位:ダリオ・フランキッティ(Chip Ganassi Racing)
●2位:ウィル・パワー(Team Penske)
●3位:トニー・カナーン(KV Racing Technology-Lotus)
●4位:シモーナ・デ・シルベストロ(HVM Racing)
●5位:佐藤琢磨(KV Racing Technology-Lotus)
●6位:アレックス・タグリアーニ(Sam Schmidt Motorsports)