国土交通省は25日、東日本大震災の発生により、各高速道路会社と連携して3月までに全国で開始する予定だったITSスポットサービスのうち、東北、関東、新潟についてはサービス開始を延期すると発表した。
関東はNEXCO東日本管内で、NEXCO中日本および首都高速管内と北海道、中部以西については予定通り3月30日にサービスを開始する。
ITSスポットは、高速道路上に設置された通信スポットと自動車に搭載された対応カーナビとの間で高速・大容量通信を行い、より広範囲の渋滞データを受信することでナビが賢くルート選択するほか、ドライブ中のヒヤリを減らす注意喚起、ETCサービスなどを提供する通信設備。
全国で約1600基を設置する予定だったが、30日からサービスを開始するのは約1300基にとどまり、東北、関東、新潟の約300基の設置は延期する。