超高級リムジンとして知られるマイバッハ。その4ドアセダンボディを、大胆にも2ドアクーペ化したモデルが、3月1日に開幕するジュネーブモーターショーに合わせて披露される。
このマイバッハを手がけたのは、ドイツのコーチビルダー、XENATEC社。マイバッハ『57S』をベースに、2ドアクーペ化が図られた。車名は『XENATECクーペ』。マイバッハが2005年、タイヤメーカーのために製作したワンオフクーペ、『エクセレロ』にちなんで、『クルセリオ』の愛称が付けられた。
XENATECクーペのボディサイズは、全長5730×全幅1980×全高1560mm、ホイールベース3390mmと圧倒的。マイバッハ同様、ボディカラーや内装素材の組み合わせは豊富に用意され、基本的にフルオーダーとなる。
XENATEC社は、この特別なクーペを200台限定生産。価格は67万5000ユーロ(約7600万円)からだ。すでに、同車は中東サウジアラビアで数台が販売されており、今年のジュネーブではショー会場近くでワールドプレミアを行い、富裕層へのアピールを強めていく。