J.D.パワー・アンド・アソシエイツは16日、2011年の世界の小型車需要が10年にくらべ6.2%増の7650万台なるとの予測を発表した。
小型車の定義は乗用車、多目的車(SUV、MPV、6t未満の軽商業車)。同社の予測によると、11年は主に中国、インド、ブラジル、米国が増加し、10年の7200万台を上回り過去最高を更新するとしている。主な市場では米国が前年比12%増の1300万台、中国は同11%増の1900万台、インドは同17%増の320万台に増加する。ブラジルは同8%増の370万台、ロシアも同6%増の200万台に回復する。
減少するのは欧州と日本で、欧州は微減の1810万台、日本は同9%減の440万台となる。先進国では米国のみ増加の見通しだが、ピークの1700万台に比べると依然として7割程度の水準に止まる。