鬼怒川ゴム工業が発表した2010年4〜12月期(第3四半期)の連結決算は、経常利益が前年同期比113.8%増の57億7300万円と、大幅増益となった。
売上高は同32.2%増の486億9800万円と大幅増収となった。日産自動車などの自動車生産台数の回復で車体部品、防振部品、ブレーキ部品の販売が好調だった。
収益では、合理化活動の効果で営業利益が同118.8%増の57億4000万円となった。当期純利益は同89.3%増の34億0300万円となった。
通期業績見通しは、日本、北米、中国で日産の自動車生産台数が想定を上回る見通しとなったほか、購買コストの削減などの効果も想定以上で上方修正した。売上高は前回予想よりも50億円増の650億円となる見通し。営業利益は13億円増の80億円、経常利益が11億円増の80億円、最終利益が7億円増の50億円となる見込み。