日産車体が発表した2010年4-12月期(第3四半期)の連結決算は、営業利益が前年同期比1.5%減の193億9200万円となった。
売上高は同37.1%増の4051億9300万円と大幅な増収となった。『セレナ』の生産が日産自動車の九州工場に移管されたものの、輸出するインフィニティ『QX56』や新型『パトロール』などの増加で売上げ台数が同12.2%増の19万1728台となったため。
収益では、増収の効果があったものの、製品あたりの利益率の適正化が遅れたことや、新車生産準備コストの増加で営業減益となった。経常利益は子会社の開業準備費用の減少で、同9.9%増190億2200万円と増益だった。当期純利益は同26.4%増の93億0600万円だった。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。