【新聞ウォッチ】サッカーアジア杯V、日本代表の奮闘から学ぶもの

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2011年1月31日付

●エジプト無法状態に、カイロ上空、戦闘機、デモ威嚇か、日本人630人空港に足止め、政府がチャーター機(読売・1面)

●日本、アジア王者、サッカーアジア杯カタール大会(読売・1面)

●コースターから転落死、30代男性、回転式、8メートル下に、東京ドーム遊園地(読売・1面)

●三洋、逆転で初V、ラグビー・トップリーグ(読売・24面)

●警視庁女性限定、オートバイ教室、世田谷、ライダー、教官も(毎日・28面)

●カーナビ、車正面ガラスに道順表示、東芝が新技術、目離さず確認OK(日経・11面)

●アクアライン、「800円」終了? 千葉県と国交省、負担巡り平行線(日経・29面)

ひとくちコメント

光陰矢のごとし。ついこの間、新年のあいさつを交わしたと思ったら、1月もきょうで終わる。矢のように速かったのは月日ばかりではない。サッカー・アジア・カップ決勝戦での李忠成選手の芸術的なボレーシュートもまるで鋭い弓矢が飛んでいくように一直線でゴールネットを突き刺した。

きょうの全紙にも、李選手がそのボーレーシュートを蹴った瞬間のシーンをスポーツ面などでデカデカと取り上げている。見出しも大きい。読売は「李決めた 豪快ボレー」とすれば、朝日は「李、決勝弾 鮮烈ボレー」。毎日は「李、こん身決勝ボレー」、産経は「李 美しきV弾」、日経も「李 美しき決勝弾、4度目頂点」、東京は「李『自分信じ』一撃」と、鮮烈なボレーシュートを称讃している。「たった1度、巡ってきたチャンスを逃さなかった」(産経)という書き出しがすべてを物語る。

読売、朝日、毎日、産経は社説でも「アジア杯優勝」をテーマに取り上げた。このうち、読売は「暗い話題が多い中、久しぶりに胸がすくニュースである。私たちに元気を与えてくれた代表選手たちの奮闘をたたえたい」と指摘。朝日も「昨年、南アフリカでのワールドカップ(W杯)で16強入りし、日本中を熱狂させた時を思い起こさせる、歓喜あふれる優勝だ」としている。

産経は「内向きで自国だけでの利益に汲々としていては、日本は国際社会で生き抜けない。世界の厳しい舞台に飛び込み、競争を勝ち抜こうとする気概と強さを日本代表から学び取らなくてはなるまい」と結んでいる。あの日本のリーダーも「サッカーには“疎い”ので」と、まさか何も感動もしないような無神経ではないだろう。開国を提唱するなら一刻も早く目を覚ましてほしいものである。

《福田俊之》

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