コマツが発表した2010年4〜12月期(第3四半期)の連結決算は、経常利益が前年同期比358.1%増の1589億円と大幅増益となった。
売上高は、同29.7%増の1兆3019億円と大幅増収となった。建設・鉱山機械は中国をはじめとする東南アジア、中南米向けが好調だったのに加え、日本、欧州、北米も回復した。産業機械も、新興市場での自動車生産台数の増加、中国をはじめとするアジアでの太陽電池産業の成長で回復した。
収益では、為替差損が発生したものの、売上げ増や原価低減の結果、営業利益は同350.9%増の1627億円、当期純利益が同448.2%増の1006億円となった。
通期業績見通しは建設機械・車両部門の売上げが予想以上に好調なため、売上高は前回予想よりも550億円増の1兆8150億円に上方修正した。売上高の増加に伴って営業利益が300億円増の2300億円、経常利益が330億円増の2250億円、最終利益が200億円増の1400億円となる見込み。