1月19日、東京都内において、ミニカーEVの研究開発を行うグループによる「第3回合同意見交換会」が行われた。
大阪府の「あっぱれEVプロジェクト」、「群馬大学次世代EV研究会」、東京都の「すみだ新製品開発プロジェクト実行委員会」、静岡県の「浜松スモーレストヴィークルシステムプロジェクト(HSVP)」という、第2回の会合にも顔を揃えた4グループに加え、京都造形芸術大学でEV研究を行う学生や、静岡県経済産業部の担当者なども出席した。
今回は立食パーティー形式で開催。東京ビッグサイトで開催中の「オートモーティブワールド2011」に3人乗り3輪EV「Meguru」を出展したあっぱれEVプロジェクトは、今夏に日本一周ツアーを実施することを発表。群馬大学次世代EV研究会は、今月から桐生市で行う実証実験の状況を説明した。
また京都造形芸術大学の学生は、彼らが研究開発中のミニカーEVのスケッチを披露し、静岡県経済産業部からは3月に磐田市で電気自動車を集めたイベントを開催することが公表された。
新聞報道によれば、ひとり乗り限定だったミニカーEVの2名乗車認可に向けた動きがあるといい、群馬大学次世代EV研究会が開発した車両「μ-TT2(マイクロ・ティーティーツー)」では国土交通省関東運輸局による安全性確認が行われるなど、ミニカーEV普及に向けた動きは各所で進んでいる。こうした背景もあり、従来にも増して内容の濃い会合となった。