【デトロイトモーターショー11】GMの成長株、ビュイック

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ビュイックのプレスカンファレンス
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GMのプレミアムブランドであるビュイックは10日、デトロイトモーターショーで新型コンパクトセダン『ヴェラノ』を発表。プレスカンファレンスでは2010年の販売台数が前年比52%増となったこと、ビュイック購入者の41%が新規購入だったことに言及し、好調をアピールした。

マーケティングを担当するJohn Schwegman氏は、販売好調の要因として『エンクレイブ』と『ラクロス』の人気を挙げた。特にエンクレイブは購入者の50%以上が非GMブランドからの乗換えであったとし、これにより販売台数が28%増となったことを明らかにした。

フラッグシップセダンの『ラクロス』については、環境性能とパワーを高めたハイブリッド、「eAssist」グレードを2012年に追加することを発表し、更なる販売増をねらう。価格も3万ドル程度と戦略的な価格を設定、競合となるリンカーン『MKZ』やレクサス『HS』の3万5000ドルという価格に対する優位性をアピールする。

また、米消費者専門誌『コンシューマー・リポート』で、ビュイックが「購入推薦」の称号を得たことを発表、ブランドの信頼性の高さを証明した形となった。

今回のショーでの目玉となったのが新型ラグジュアリーコンパクト、ヴェラノの発表だ。ヴェラノは、ビュイックのブランド精神や高級感を損なうことなく小型車として実現したモデル。カンファレンスの中では「ビュイック・クワイエット」という言葉で上質感を表現した。GMは小型車の販売を将来の成長戦略の柱のひとつとして位置づけており、プレミアムブランドであるビュイックにおいても小型車を投入し、新規購入層のさらなる獲得を目指す構えだ。

《宮崎壮人》

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