タタモーターズは1日、2010年12月のインド新車販売(輸出も含む)の結果を公表した。総販売台数は6万7441台。前年同月比は31%増と、11月の1%増に対して伸び率を回復させた。
タタのインドでの主力は商用車。2010年12月は、前年同月比25%増の4万1926台をセールス。このうち、LCV(ライトコマーシャルビークル)は、35%増の2万4558台と旺盛な需要を示した。
また12月のインド乗用車販売は、前年同月比28%増の1万9977台と、11月の28%減から回復。販売が冷え込んでいた超低価格車の『ナノ』は、60%増の5784台を売り上げる。
ナノ以外の車種では、『インディゴ』シリーズが前年同月比3%増の5234台。『インディカ』シリーズは40%増の5923台とプラスに転じた。『スモー』『サファリ』シリーズも、62%増の2765台と引き続き好調だ。
12月の輸出台数は、前年同月比68%増の5809台。2010年4〜12月では、前年同期比81%増の4万2660台を出荷している。
タタの2010年4‐12月インド累計セールスは、前年同期比31%増の56万6933台。最大手のマルチスズキを追撃する。