川崎重工業グループのKCMは、新型ホイールローダ『AUTHENT 50ZV-2』を12月6日から発売すると発表した。
新型ホイールローダは『AUTHENT 50ZV』をベースに、第3次排出ガス規制に対応した最新型。高出力化、高トルク化するとともに、排出ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)とディーゼル微粒子(PM)を大幅に低減したエンジンを搭載する。特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律(オフロード法)に適合する。
また、新型機は作業に応じて2段階にエンジンを制御する「フューエル・エフィシェント(FE)モード」を採用し、作業効率の向上と低燃費化を図った。エアークリーナーはダブルエレメント化し、フィルター交換時のエンジンへの異物侵入防止を図った。さらに、アルミ製ラジエータコアの採用で、ラジエータの耐食性を向上した。
ソフトキャブやエアコンを標準装備して快適性を高め、作業員の作業環境の改善にも寄与する。
価格は1020万円で、年間250台の販売を見込む。