英国のジネッタ(GINETTA)社は25日、最新のレーシングカー、『G55』の概要を明らかにした。
ジネッタは1958年、英国に設立された老舗メーカー。現在はヨークシャーを拠点に、ロードカーやレーシングカーを生産している。
今回発表されたG55は、2008年に登場した『G50』の後継モデル。フォード製がベースのV型6気筒エンジンは、排気量を3.5リットルから3.7リットルへ拡大。最大出力は70psアップの370psを獲得する。
トランスミッションは、ヒューランド製のシーケンシャル。ボディはエアロダイナミクス性能を引き上げた新デザインで、ブレーキや吸排気系の見直しも図られた。今回、ジネッタは同車のイメージスケッチを公表したが、大型ウイングをはじめ、アグレッシブなフォルムが確認できる。
G55は、2011年1月13日に英国バーミンガムで開幕する「オートスポーツインターナショナル」で正式発表。2011年シーズンの「ジネッタGTスーパーカップ」でデビューを飾る。さらに、世界各地のGT選手権などへの投入も計画中だ。
英国での価格は、7万5000ポンド(約990万円)から。現在G50を使用しているチームには、2万5000ポンド(約330万円)でアップグレードに応じるという。