ゼネラルモーターズ(GM)は17日、ニューヨーク証券取引所などに再上場する普通株式の売出し価格を1ドル当たり33ドルに決定したと発表した。
GMは米国政府が保有する株式の売り出しと優先株式の発行で再上場を発表。当初、普通株式の売り出し価格は1株当たり26~29ドルに設定したが、GMの業績が予想以上に好調なことから割安感があるとして購入希望者が多く、売り出し価格を32~33ドルに引き上げた。最終的に予定額上限の33ドルとする。
米国政府、労働組合、カナダ政府などは、市場で売却する株式数を4億7800万株に増やす。GM自体も優先株式43億5000万ドル分を発行する。追加オプション付で調達資金は、総額201億~231億ドルと、上場株式としては過去最大級の規模になる見通し。
GMの株式は11月18日から取引が開始される。