GMは、17日に開幕するロサンゼルスモーターショーで、キャデラックの小型シティカースタディモデル、『アーバンラグジュアリーコンセプト』を初公開する。
同車は、キャデラックのデザインアイデンティティやプレミアム性はそのままに、ボディを大幅に小型化したシティカーモデル。3ドアハッチバックのボディサイズは、全長3835×全幅1730×全高1446mm、ホイールベース2467mm。全長はホンダ『フィット』の3900mmと比較して、65mmも短い。
小型ボディでありながら、大人4名が乗車できるスペースを確保。サイドドアは、前にスライドしてから上方に開く方式で、大きな開口部を備える。インテリアはキャデラックブランドに相応しいクオリティで仕上げられている。
パワートレインは、1.0リットル直列3気筒ガソリンエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッド。アイドリングストップや回生ブレーキも採用された。GMによると、市街地23.8km/リットル、高速27.6km/リットルの燃費をマークするという。
同車の市販計画は明らかにされていないが、GMのドン・バトラー副社長は、「キャデラックの未来の方向性のひとつとして、このアーバンラグジュアリーコンセプトを提示した」とコメント。アストンマーチンがトヨタ『iQ』ベースのシグネットを発売するように、キャデラックも将来的に、コンパクトカーのラインナップが不可欠と考えているようだ。