MINI クロスオーバー登場、“初“の文字が躍るオールニューモデル

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MINIディビジョン本部長 バ−トラ・シュネック氏(右)とMINIマーケティング・ディビジョン ローンチマネージャー、ミカエラ・キミガー氏
  • MINIディビジョン本部長 バ−トラ・シュネック氏(右)とMINIマーケティング・ディビジョン ローンチマネージャー、ミカエラ・キミガー氏
  • MINIクロスオーバー
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袖ヶ浦フォレストレースウェイで開催されたMINIのサーキットイベント、「MINI CONNECTION2010」で、ブランド初のSUVモデルとなる「MINIクロスオーバー」が国内初公開された。

MINIディビジョン本部長のバートラ・シュネック氏は、プレス発表の場で「エコカー減税が9月末を待たずに終了したにもかかわらず、10月のMINIブランドの月間販売台数は前年同月を上回った。内外装のリファインとエンジン変更などをおこなったモデルアップデートが大きく効いているが、この好調を維持してMINIクロスオーバーの訴求につなげたい」と語る。

MINI CONNECTIONを国内初披露の場に選んだ理由としては、「(MINI CONNECTIONは)1500人ものMINIオーナーが集まる、日本でも最大級のMINIイベント。新型モデルのクロスオーバーを発表するには絶好の機会だ」と既存のMINIオーナーへのローンチアピールを意識。

またMINIブランドのプロダクト・マネージャー、佐藤毅氏は「MINIとしては初の(通常のヒンジ式)4枚ドア、4WD、そして車検証上では5人乗りを実現(後席ベンチシートモデル)するなど、初ずくめと言っていい。これまで2枚ドアだから…、居住性が…という泣く泣く諦めたというかたも多かったが、クロスオーバーならそういったエクスキューズ抜きにして乗れるはず」とこの新モデルの魅力を語る。

インテリアへのこだわりはMINIならではだ。インパネ回りはハッチバックモデルと同様のセンターメーターを踏襲しつつ、クロスオーバー専用の装備として前席のセンターコンソールから後席にまで伸びる前後にセンターレールを備える。アームレストやティッシュなどをレール上に設置して前後自由に移動することが可能。また、レールの内側に、室内灯と色を合わせたネオン風のライトが設置されており、ライトアップするとスペシャリティなムードを醸し出す。

エンジンは「ハッチバックと同じく1.6リットルのNAとターボの導入をベースに検討中」(佐藤氏)とのこと。欧州ではディーゼルモデルもあり、かなりの人気を博しているというが、日本導入は未定だ。また、トランスミッションはATだけではなく「MTモデルももちろん出す」という。

MINIクロースオーバーの詳しい価格は「まだ明かせない」というが、「競争力のあるプライスでご提供したいと考えている」と佐藤氏。

このクラスのSUVというとスズキの『ジムニーシエラ』やトヨタ『ラッシュ』などが従来よりあるが、最近はVW『クロスポロ』(FFのみ)や日産『ジューク』、そしてMINIクロースオーバーなど個性的なモデルが相次いで登場し、このカテゴリーの選択肢が一気に広がってきた。

《北島友和》

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