ダイハツ工業の伊奈功一社長は10月29日、2010年度第2四半期決算会見で、部品の調達について触れ、「2011年4月に中国の上海に現地法人を設立し、グローバルで部品調達を進める」と述べた。
同社は昨年9月から調達改革を進めており、これまで14社と新規取引を、そして既存取引会社13社と違う分野の取引を始めた。伊奈社長はその手応えを感じており、調達などの改革が今決算で増収増益を達成した理由の一つにあげる。
その改革をさらに推進するため、上海に現地法人を設立することにしたわけだが、「将来的にはできるだけ多くのところから調達する方針にしており、中国以外にも検討している」と伊奈社長は話している。