三菱自動車が発表した2010年9月中間期の連結決算は、円高が急激に進行したことによるマイナス影響はあったものの、アセアンや中国などで販売台数が大きく伸長したことから売上高が前年同期比51%増の8647億円となった。
期中の新車販売台数は同19%増の52万7000台だった。国内はエコカー補助金の効果で『デリカD:5』や『アウトランダー』が好調で、『RVR』の上乗せ効果もあって同16%増の8万9000台だった。海外は米国が低調だったものの、欧州やロシア、アジアその他地域が順調だった。
営業損益は、円高が減益要因となったものの、販売台数の増加、資材費などのコスト低減効果や国内子会社損益の改善などで、前年同期よりも394億円の改善し、69億円の営業黒字となった。
経常損益も412億円改善して70億円の黒字。当期損益は315億円の改善したものの、49億円の当期赤字だった。