ホンダの人間型ロボット『ASIMO(アシモ)』が、2000年10月31日に研究所内で二足歩行に成功してから、今年で10周年を迎えた。同社は、10周年を記念し「みんなの写真でASIMOをつくろう」を企画、10月31日まで募集している。
ホンダは、1986年に自律歩行人間型ロボットの研究開発を開始し、1996年にプロトタイプ『P2』、1997年に『P3』を公開。「ASIMO」はP3をさらに進化、発展させたものとして2000年に登場した。
今回の企画では、ASIMOやホンダ製品と一緒に撮影した写真やASIMOのイラストを集めて、大きなASIMOの画像を作るもの。写真やイラストはホンダのウェブサイトや携帯電話サイト、ホンダ青山ビル1階のショールーム、ツインリンクもてぎ(栃木県茂木町)、鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で受け付ける。
さらに、ホンダのロボット開発の歴史や世界中で活動する様子を収めたASIMO10周年ムービーを10月29日にホンダのウェブサイトで公開する。スマートフォン向けアプリケーション「Run with ASIMO」の配信も予定で、ユーザーの歩数に合わせてホンダのロボットが進化し、他のユーザーのASIMOとサーキットでの競争を楽しめるものとした。
なお、ホンダウエルカムプラザ青山では10月30日〜11月3日をASIMOスペシャルウィークとし、ASIMOのスペシャルデモンストレーション、ASIMOデザイナーのトークショー、ASIMOとの握手会などが行なわれる。さらに、ツインリンクもてぎや鈴鹿サーキットにおいて、10周年特別デモンストレーションを行う予定だ。