双日など3社、タタスチールからPL-TCMの設備改造を受注…高級鋼板の圧延にも対応

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製鉄所があるジャムシェドプール周辺図
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双日、三菱日立製鉄機械、日立製作所は共同で、インドのタタ・グループの中核企業であるタタ・スチールから連続酸洗タンデム冷間圧延機(PL-TCM)の設備改造を受注した。

今回受注した設備改造は、1998年に双日の前身である旧日商岩井、三菱重工業、日立が受注し、2000年に稼動したPL-TCMの生産規模を130万tから204万tに拡張するもの。また、自動車用高級鋼板向けの圧延にも新たに対応が可能となり、タタ・スチールは、新日本製鐵との合弁事業である連続焼鈍設備(CAPL)に母材を供給する予定。

PL-TCMは、高張力鋼板に対応可能な設備。双日の総合力、三菱日立の酸洗・圧延技術、日立の圧延電機制御技術などが評価され、今回の受注に結び付いたとしている。

インドは、高い経済成長を背景に、インフラ整備が進み、自動車需要が好調なことから自動車用高級鋼板の需要も増加している。双日、三菱日立、日立は、今回の受注を機に、今後も拡大するインド市場で、他の製鉄プラントの受注も積極的に開拓していく構え。

《レスポンス編集部》

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