メルセデスベンツ世界販売13%増、中国が倍増…9月実績

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ダイムラーは8日、メルセデスベンツ乗用車(スマートを含む)の9月世界セールスの結果を発表した。総販売台数は11万8600台で、前年同月比は13%増。11か月連続で前年実績を上回った。

ブランド別では、メルセデスベンツが前年同月比12.6%増の12万8600台を販売。スマートは今年初の前年実績超えとなり、7.4%増の1万0100台。今年1〜9月世界販売は、グループ全体で前年同期比12.5%増の92万8900台を売り上げている。

メルセデスベンツブランドでは、『Eクラス』が引き続き人気。同車は9月、前年同月比23%増の2万3900台をセールスした。2009年にマイナーチェンジを受けた『Sクラス』も、14%増の6600台と好調を維持する。

また、『Cクラス』は前年同月比9%増を達成。SUV系も好調で、『GLK』は32%増、『Mクラス』は27%増、『Rクラス』は9%増を記録。『Aクラス』と『Bクラス』も、合計で4%増の2万3600台をセールスしている。

9月の市場別販売は、西欧が前年同月比1.1%増の6万0800台。そのうち、地元ドイツは5%減の2万7300台だった。伸び率が顕著なのは、アジアパシフィックエリアで、51.3%増の2万6400台を販売。中でも、香港を含む中国が、98%増の1万3500台と過去最高の実績。米国も16.9%増の1万9900台と好調だ。

ダイムラーのヨアヒム・シュミット販売担当副社長は、「年間で10%以上プラスの販売目標に向かって、着実にセールスを伸ばしている」とコメントしている。

《森脇稔》

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