【パリモーターショー10】スマートの電動バイク…メーターはスマートフォン

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ダイムラーは22日、30日に開幕するパリモーターショーに、スマートの電動スクーターコンセプト、『eスクーター』を出品すると発表した。

eスクーターは、スマートブランドに共通する考え方、「ビジョンスマート」を鮮明にした1台。都市部の顧客を中心に、ゼロエミッションでスマートな移動手段を提案する。

後輪に内蔵されるホイールハブモーターは、最大出力5psを発生。2次電池はリチウムイオンバッテリーだ。動力性能は、最高速45km/h。充電は、家庭用コンセントで約3‐5時間。1回の充電で、最大100kmを走行できる。

外観は、スマート『フォーツー』のEV、『フォーツーed』のイメージカラーであるホワイト&グリーンで塗装。フロントカウルには、ソーラーパネルが組み込まれる。ライトはLEDだ。安全性の高さもポイントで、エアバッグ、ABS、ブラインドスポットアシストを採用する。

Apple社の『iPhone』など、スマートフォンとの連携も図られており、ハンドルバー中央にスマートフォンをセットすることで、個人の認証を行い、走行が可能になる。また、このスマートフォンが、速度やナビゲーション、バッテリー残情報などを表示するほか、駐車場所を忘れた際は、スマートフォンがeスクーターの現在位置を教えてくれる。

ダイムラーのスマート部門を統括するアネット・ウィンケラー氏は、「すでに我々はフォーツーedというEVを開発しているが、フォーツーedの考え方を2輪へ反映させたのが、このeスクーター」と述べている。

《森脇稔》

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