パテント・リザルトは15日、リチウムイオン2次電池に使われる「セパレーター」についての参入企業の競合状況に関する調査を実施し、その結果をまとめた。
セパレーターは、リチウムイオン電池の正極と負極を分離する役割を持つ。電池が発熱して高温状態に達した場合、リチウムイオンの移動を阻止し、内部短絡を防止するため、リチウムイオン電池の安全性を確保するために重要な素材だ。
今回の調査では、今年6月時点での個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースに、特許の質と量から総合的に評価した。その結果、総合力ランキングでは旭化成イーマテリアルズが1位となった。出願件数では2位だったが注目度の高い特許を持つことから、特許の質で強さを示した。
2位は帝人、3位がパナソニックとなった。