日本最高峰のモータースポーツカテゴリー「全日本選手権フォーミュラ・ニッポン」は、9月25〜26日に開催される宮城県・スポーツランドSUGOでの第5戦から、怒濤の連戦モードでシリーズ終盤戦に突入する。今季ここまでは、4月の開幕戦から8月の第4戦まで比較的ゆったりした開催間隔で進んできたシリーズが、第5〜6〜7戦は中2週、中2週というタイトな間隔となる。しかも最終第7戦鈴鹿の翌週が、富士での「JAF GP スプリントカップ」(特別戦、SUPER GT共催)ということで、2か月弱の間に4イベントをこなす“秋の集中開催”とも称すべき状態なのだ。チャンピオンを争う面々は、流れをつかんで一気に押し切りたい。その意味でも、終盤戦の入口である第5戦の位置づけは極めて重要と言える。そのSUGO戦から、ワンメイクシャシーの「FN09」にパワーステアリングが導入される。重過ぎるステアリング特性からドライバーが解放されることによって、セッティングやレース戦略にも変化が生じる可能性があるところがミソだ。また、このSUGOからトヨタ、ホンダの両エンジンが2010年後半戦仕様に変わるので、パワステの件と併せて考えると、マシンの素性が大きく変化する可能性さえある(エンジン競争過熱化によるコスト高騰防止のため、エンジンはあくまで微妙な仕様変更レベル、なのだが)。そうなると、ここまでの4戦からガラッと勢力図が変わることも、ないとは言い切れない。1レースの結果次第で逆転も、という圏内でチャンピオンを争うトップ5、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル・トヨタ)、小暮卓史(ナカジマ・ホンダ)、平手晃平(インパル)、アンドレ・ロッテラー(トムス・トヨタ)、ロイック・デュバル(ダンディライアン・ホンダ)のなかの、誰が好調を持続して、誰の状況が暗転するのか? 興味は尽きない。なお今回は、パワステ導入による1時間の特別テスト走行が予選前日の金曜(24日)の16時から実施されることが決まっている。レース距離は230kmで、タイヤ交換義務なし。前述したようにマシン特性が大きく変化する可能性もあるため、燃費についても不確定な面が大きいのだが、無給油という選択肢が採れないことはない設定と言えよう。各陣営の作戦も大きな見どころだ。王座争いの分水嶺ともいえるSUGOラウンド。流れを決めるのは、はたして誰か?【ご招待】この第5戦に『レスポンス』読者を招待しよう。今年はフォーミュラ・ニッポンが発足してから15周年の記念すべき年だ。そこで読者2人1組で15組30人を招待する。プレゼントの応募はこちらから。●通信欄に以下の情報を書いてください。(1)プレゼント名:Fニッポン 第5戦[必須](2)招待券送り先の郵便番号、電話番号、住所、氏名[以上必須]、配達時間帯[任意]:午前/12-14時/14-16時/16-18時/18-20時/20-21時(3)SUGO戦の優勝者予想[任意]●応募締め切り:9月14日(火)14時59分(午後2時59分)。応募者多数の場合は抽選。当選者には9月15日(水)23時59分(午前11時59分)までにメールで通知します。
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