東京商工リサーチが発表した8月の全国企業倒産状況によると、倒産件数は前年同月比14.2%減の1064件と13か月連続でマイナスとなった。
負債総額は同33.5%減の1889億2000万円となり、19年10カ月ぶりに2000億円を割り込んだ。負債100億円以上の大型倒産が、1990年9月以来、ゼロだったため。平均負債額も同22.7%減の1億7700万円と、8月としては1989年以来の低水準だった。
原因別では販売不振が理由の「不況型」の構成比が82.1%も占めた。業種別では、情報関連サービスが同15.3%増の30件と増加したほ、トラック運送事業も同6.0%増の35件と増加基調にある。