フォードモーターは1日、8月のインド新車販売結果を公表した。総販売台数は7925台。前年同月比は220%増と、7月の307%ほどではないが、驚異的な伸びが続いている。
販売好調の大きな要因が、今年3月に発売した新型コンパクト、『フィーゴ』。同車は欧州Bセグメントの人気車種、『フィエスタ』をベースに、専用内外装を採用したインド向け戦略車だ。
フィーゴの現地価格は、34万9900ルピー(約70万円)から。発売から半年で、累計受注台数は3万4000台を突破した。フォードはフィーゴ人気を受け、7月からインド・チェンナイ工場に2シフト制を導入し、受注残の解消を目指している。
フォードの今年1〜8月インド新車販売は、前年同期比195%増の5万4676台。フォードインディアのマイケル・ボネハム社長は、「フィーゴの販売は引き続き好調。南アフリカに続いて、メキシコなど世界50市場への出荷を順次始める」と語り、フィーゴの輸出拡大を宣言している。