シトロエンは30日、新型車『DS4』の概要を明らかにした。『DS3』に続く同社の高級レンジ、「DSシリーズ」の第2弾である。
DS4は2010年3月のジュネーブモーターショーで披露したコンセプトカー、『DSハイライダー』の市販版。DS4のボディサイズは、全長4270×全幅1810×全高1530mm。コンパクトカーとクロスオーバー、クーペの要素を併せ持ったデザインが特徴だ。
とくに、リアドアの開閉ノブは、Cピラーに隠すように配置されており、クーペに見える効果を発揮。大きく膨らんだフェンダーのデザインも特徴で、力強さをアピールする。最大で19インチサイズのタイヤも、足元の力強さを演出している。
インテリアは、DSシリーズらしいプレミアムな仕上がり。5種類のレザーは、シートだけでなく、ダッシュボードやドアパネルにも使用されるほか、ダイヤル類にはクロームの縁取りが施される。DS3同様、内外装の組み合わせパターンは豊富。後席は3名がけで、トランク容量は370リットル(VDA計測法)を確保した。
エンジンは、5種類を設定。ガソリンはBMWと共同開発した直噴1.6リットル直列4気筒ターボ「THP200」(200ps、28kgm)がトップユニット。ターボディーゼルは「HDi110」が、新世代のアイドリングストップやブレーキエネルギー回生システムなどの効果により、燃費やCO2排出量を最大で15%改善している。
新型DS4は、9月30日に開幕するパリモーターショーで正式発表。シトロエンはDS3に続く同車で、大型高級車からのダウンサイジングニーズに対応する。