ホンダ近藤副社長「四輪以上に二輪が好調だった」

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近藤広一副社長
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ホンダは30日、2011年3月期の第1四半期決算を発表した。その会見で、近藤広一副社長は急成長の新興国市場について「四輪も好調だったが、それ以上に二輪がよかった」と述べた。

同社の二輪事業は先進国が赤字だったものの、営業利益は313億円(前年同期56億円)を確保。営業利益率は9.8%と、四輪事業の8.2%を大きく上回ったが、それも新興国、とりわけアジアの好調に寄るところが大きかったというわけだ。

しかも、新興国の為替が「円高に振れずに、為替影響をほとんど受けなかった」(近藤副社長)という。そのうえ、インドなどでの二輪のロイヤリティが大幅に増加した。ホンダはこの第1四半期、288万台の二輪車を販売したほかに、ホンダブランドの二輪車販売が約178万台もあった。

通期の見通しについても、二輪事業をポジティブに見ており、前年度より118万台多い1082万台、そしてホンダブランドの二輪車販売も149万台多い約734万台を見込んでいる。

《山田清志》

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