国土交通省は28日、6月に実施した「不正改造車を排除する運動」と「ディーゼルクリーン・キャンペーン」強化月間での街頭検査の結果、不正改造車320台に整備命令を発令したと発表した。
検査は全国で189回、1万7754台に対して行い、その結果、約8%に相当する1421台に保安基準不適合箇所などがあり、自動車ユーザーに改善指導を行った。
このうち、窓ガラスへの着色フィルムの貼付、灯光色違いの灯火器取り付けなどの不正な改造を行っていた車両は400台あり、その場で改善した車両以外の320台に整備命令書を交付した。
主な不正改造内容は、(1)不適切な灯火器84件、(2)着色フィルム等の貼付74件、(3)基準不適合マフラーの装着20件、(4)さし枠の取り付け7件---など。
なお、硫黄分濃度分析器による燃料検査は292台実施し、その結果、不正軽油の使用が判明した4台について適正な燃料を使用するよう警告した。