GMは14日、年内に発売する新型プラグインハイブリッド車、シボレー『ボルト』が搭載するリチウムイオンバッテリーに、8年間、走行距離16万kmの保証を付けると発表した。
ボルトは、家庭用コンセントからも充電できるプラグインハイブリッド車。基本はモーターのみで走行し、エンジンを充電専用としている点が、同じハイブリッド車のトヨタ『プリウス』との最大の違いとなる。
ボルトのモーターは最大出力150ps、最大トルク37.7kgmを引き出し、最高161km/hまで加速させる。2次電池は、蓄電容量16kWhのリチウムイオンバッテリー。充電時間は一般家庭用の120Vソケットで約8時間、240Vの急速チャージャーで約3時間だ。
フル充電時の最大航続距離は約64km。バッテリー残量が少なくなると、発電用の1.4リットル直列4気筒エンジンが始動し、ジェネレーターを回してモーターに電力を供給するとともに、バッテリーを充電する。その結果、航続可能距離は480km以上まで伸びる。
GMは今回、ボルトのリチウムイオンバッテリーに、8年間、走行距離16万kmの保証を付けると発表。ユーザーに安心して購入してもらうのが狙いだ。GMによると、2次電池に対する8年もの長期保証は、前例がないという。EVスポーツカー、テスラ『ロードスター』ですら、3年だ。
GMのミッキー・ブライ専務は、「この保証は、最高の品質、安全性、動力性能、信頼性を備えた車を届けるという顧客に対するコミットメントの一例」と、自信を見せている。