PSAプジョーシトロエンは7日、今年上半期(1〜6月)の世界新車販売の結果をまとめた。ノックダウン生産分も含め、全世界で過去最高となる185万6000台を販売。前年同期比は16.9%増と伸びた。
世界販売の内訳は、完成車が前年同期比16.8%増の161万8000台、ノックダウン生産車が18%増の23万7000台。09年上半期実績との比較では、欧州での市場シェアは1ポイント上昇して14.6%、欧州以外の地域が全販売に占める割合は2ポイント増えて36%となった。
市場別では、欧州が前年同期比7.7%増の121万4000台をセールス。中国は49%増の17万6000台と、大きく実績を伸ばした。ラテンアメリカも13%増と好調だ。
プジョーブランドでは、『3008』が6万5000台、『5008』が4万台を販売。4月後半にリリースした『RCZ』は、5000台と良好な立ち上がりを見せた。
シトロエンブランドでは、『C3』が11万3000台をセールス。3月に発売した『DS3』も6月までの4か月で、3万4000台以上の受注を獲得している。
PSAのジャン‐マルク・ゲール副社長は、「今年上半期は過去最高の販売実績。欧州と中国の伸びが貢献した」と述べている。