フィアット・グループ・オートモービルズ・ジャパンは、アルファのコンパクトモデル『MiTo』に高性能バージョン「クアドリフォリオ・ヴェルデ」を設定し7月1日から発売開始した。クアドリフォリオ・ヴェルデは、最高出力170psの1.4リッターの「マルチエア」インタークーラーターボエンジンを搭載する。このエンジンは2009年フランクフルトモーターショーで発表した新開発エンジンで、エンジンオブザイヤー」も受賞した。 電子制御油圧式バルブ機構により、バルブの開閉タイミングとリフト量を最適に制御、吸気バルブが直接エンジンの出力をコントロールする。電子制御サスペンションも減衰力を変化させるショックアブソーバーを備えた「ダイナミックサスペンション」を採用する。運転者の操作と路面状況に応じて4本のショックアブソーバーの減衰力を個別に制御し、コーナーリング性能や俊敏性の向上を図った。また、新型6速マニュアルトランスミッションも搭載する。従来よりもストロークを短縮したシフトレバーで、素早い変速が可能。環境面ではアルファとして初となるアイドリングストップ機構「スタート&ストップ」システムを採用する。二酸化炭素の排出を抑制するとともに、燃費向上を実現する。従来のMiToは乗車定員が4人だったが、追加モデルは5人乗りになり、右/左ハンドルも選択も可能。専用バッジや18インチ大径アロイホイール、アクセントリング、ギアシフトインジケーターなど、走行性能を高める装備を充実するほか、BOSEサウンドシステムやデュアルゾーン式フルオートエアコン、リアパーキングセンサーなどの快適装備、安全装備の充実も図った。価格は328万円。
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