リチウムイオン電池搭載のミニショベル 日立建機が開発

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ZX35B
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日立建機は17日、リチウムイオン電池を搭載した3.5tクラスのミニショベル『ZX35B』を開発したと発表した。

このミニショベルは、本体に搭載したリチウムイオン電池から供給する動力で、すべてのモータ、シリンダが稼働する。排ガスがゼロで、低炭素社会の実現に貢献する。エンジンを持たないため、低騒音化にも効果がある。

ミニショベルは同社子会社の日立建機ティエラが開発し、バッテリ関連は、新神戸電機と日立建機が共同開発した。

長時間運転が可能となるようにバッテリ容量の増大と作業現場における充電方法を改善した。バッテリフル充電の状態で4~6時間の連続運転が可能で、昼の休憩時間を利用して急速充電すれば1日、6~8時間の作業が可能。

ショベル運転時の電力は2電源方式を採用しており、バッテリ、外部電源の両方で運転できる。外部電源での運転中、バッテリの状態を監視しバッテリ充電を行うこともできる。商用電源220Vの急速充電では、2時間でフル充電の80%を充電できる。

ZX35Bは今後、各種性能試験を実施し、初号機を鹿島道路に年内に納入し、道路工事などに使用される予定。

《レスポンス編集部》

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