【SLS AMG 日本発表】21世紀を代表するスポーツカー

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SLS AMG
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メルセデス・ベンツ日本が10日より発売を開始した『SLS AMG』は1954年に発表された『300SL』のデザインモチーフが随所に見られる。

ではなぜ300SLなのであろうか。メルセデス・ベンツ日本株式会社製品広報課マネージャーの伊藤節弥さんはその理由について、「フロントエンジン、リアドライブのスポーツカーを作ろうとした時の理想的なバランスを考えたとき、300SLのパッケージングと非常に似たようなレイアウトになったのです」とその理由を語る。

しかし、もちろん理由はそれだけではない。「メルセデスベンツのスポーツカーのアイコンとして代表的なのが300SLであり、それが20世紀を代表するスポーツカーであるならば、21世紀の現代を代表するスポーツカーを作りたかったのです」という。

その代表的な“アイテム”がガルウイングドアであるが、他にもフロントグリルの造形(センターの大型のスリーポインテッド・スターとクロームの水平ライン)や、サイドのエアアウトレットの処理、ボンネットのベンチレーションなどに、300SLのデザインモチーフが入っている。それらを現代風にアレンジしたものがSLS AMGなのである。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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