東芝とクボタ、共同輸送でコスト・CO2削減へ

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東芝とクボタは、6月から関東地区で貨物コンテナの共同利用を開始する。空便を無くすことで輸送の効率化、物流コスト削減、トラックのCO2排出量削減を図る。初年度は約1500本のコンテナを共同利用し、120トンのCO2排出量を削減する。

東芝は、東京港から千葉県柏市内の倉庫へ輸入品を運搬した帰り便のコンテナは空となっている。一方でクボタは輸出品を積み込むため、東京港から茨城県つくばみらい市の筑波工場まで空のコンテナを回送している。

今回両社の拠点が近いことから、東芝が柏市の倉庫で荷降ろしした空コンテナをそのままつくばみらい市に回送し、クボタの出荷用コンテナとして活用する。

両社はコンテナの共同利用に向けてコンテナタイプを共通化する。今後、共同ラウンド輸送の対象とできるコンテナ数を順次増やしていくとともに、関東地区以外での運用も検討する。

国内の物流は大部分はトラック輸送が占めているものの、企業内物流の大半が帰り便などは空のケースが少なくない。両社は業態を超えて物流で手を結んで輸送の効率化を図ることで、コスト削減とトラック輸送量の削減によるCO2排出量の低減を図る。

《レスポンス編集部》

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