ノルウェーの電気自動車(EV)製造会社シンク(TH!NK)は6月2日、ブラジルのリオデジャネイロで開催中の「チャレンジ・ビバンダム」において、ブラジルの大手電力会社CPFLエネルジアと、EVの実証実験について合意したと発表した。
チャレンジ・ビバンダムは、タイヤメーカーのミシュランが主催する、持続可能なモビリティを追求するイベントで、今回は初の南米での開催になる。CPFLエネルジアはこのイベントに、シンクのEV「シンク・シティ」で参加した。同社にとってはこれが南米初上陸となる。
CPFLエネルジアはこれを契機に、同社の社用車にシンク・シティを積極的に導入していく予定で、ブラジルにおける持続可能なモビリティの発展にひと役買いたいと表明している。
シンクはヨーロッパのほか、米エナデルとの提携で北アメリカ、伊藤忠によるエナデルへの出資によりアジアに足場を築いており、今回のCPFLエネルジアとの合意で4番目の大陸に進出することになる。