レゴの教育機関向け商品を開発している「レゴ エデュケーション」は、今年で30周年を迎えた。
8月に発売する新商品は、『レゴ エネルギーセット』。6月3日に東京ミッドタウンで行なわれた発表会では、レゴ エデュケーション 日本代表・須藤みゆき氏が商品説明を行なった。
レゴ エデュケーションの製品は、世界60か国で5万以上の教育機関で使われている。これは、同社の教育理念である「作ることで学ぶ」、「遊びながら学ぶ」、「創造的な問題解決力をはぐくむ」という3つの柱が、世界中で評価され続けた結果を現わす数字だ。
須藤氏は21世紀の学びについて、「これまで以上に個人が新しいものを創り出し、斬新な解決策を見つける力が重要」と話す。今回発表された「レゴ エネルギーセット」は、いま地球が直面しているエネルギーと環境問題について、もっと真剣に考えてほしいというメッセージを込めて開発された。
レゴ エネルギーセットには、蓄電量が表示されるエネルギーメーターや、ソーラーパネル、エネルギー貯蔵ユニット、Eモーターなどが含まれる。「Eモーター」は従来のモーターユニットとは異なり、動力としてだけでなく発電機の役割も果たす。
須藤氏は「子供たちがサイエンスとテクノロジーを身近に感じてもらえるとうれしい。そして、環境問題に興味を持ってもらいたい」と語る。