三洋電機は26日、同社独自のHIT太陽電池が、イタリア南東部に建設予定の大規模太陽光発電所プロジェクトに採用されたと発表した。
採用された大規模太陽光発電所の発電規模は約7.6MWで、HIT太陽電池としては、世界最大のシステムとなる。
今回のプロジェクトは、ドイツ銀行資産運用部門が主導するコンソーシアムによって実施される。三洋電機は、同社の太陽電池は、長期の投資効果やHIT太陽電池の設置面積当たりの発電量の多さ、品質の高さなどが評価され、採用されたとしている。
HIT太陽電池は設置面積当たりの発電量が多いため、家庭用から小・中規模システムを中心に強い競争力を持つ。三洋電機は今回の大規模発電所での採用を機に、普及が進む欧州でHIT太陽電池の販売拡大を目指すとしている。